食事量が減ったと感じたら…介護食のプロが実践する対応策

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食事量が減ったと感じたら…介護食のプロが実践する対応策

介護

2025/07/05 食事量が減ったと感じたら…介護食のプロが実践する対応策

食事量の減少は体力・QOLの低下につながる

高齢者施設において、食が細くなるという現象は珍しいことではありません。しかし、それを放置すると、栄養不足や脱水、免疫力の低下に直結してしまいます。この記事では、給食業者として実際に現場で行っている「食が細くなった利用者」への対応例をご紹介します。

① なぜ食が細くなるのか?主な原因

  • 加齢に伴う嗅覚・味覚の低下
  • 嚥下機能の衰えによる「飲み込みにくさ」
  • 薬の副作用や持病による食欲不振
  • 孤食・環境の変化による心理的要因

これらの原因を正しく把握することが、適切な対応の第一歩です。

② 少量でも栄養が摂れるメニュー構成へ変更

  • エネルギー密度の高い食材(卵、チーズ、油など)を活用
  • 一皿に多くの栄養を詰め込んだ「小盛りセットメニュー」
  • デザートを栄養補助食品の一部として導入(プリン、ヨーグルトなど)

③ 「一口サイズ」や「食べやすい形」に変える

  • 噛みやすい食感への調整(柔らか食・刻み食)
  • 手でつまめる形状にすることで、自立度を維持
  • 食器・スプーンも本人の握力や視力に合わせる

④ 食事の雰囲気づくりで「食べたい」気持ちを引き出す

  • 好物や思い出の料理を献立に取り入れる(例:赤飯、たまごサンド)
  • 盛り付けや彩りの工夫で食欲を視覚的に刺激
  • 「今日は何の日?ごはん」で会話をしながら楽しく

⑤ スタッフ・家族との連携で継続的に見守る

  • 食札に“少量希望”や“好物”の情報を記載
  • 食事量の変化を記録し、看護・介護職員と共有
  • 家族からの聞き取りで「家庭の味」を再現する取り組み

⑥ 無理に食べさせない、でも「楽しみ」を残す

  • 無理に完食を促さず、「食べられる時間帯」に合わせる
  • 夕食より昼食にボリュームを持たせる調整
  • 「甘い物だけでも食べられる」ならそれもOK

“食べること”はその人の人生の一部

食事は、栄養だけでなく「楽しみ」「つながり」「安心感」にもつながっています。私たち給食業者としては、単に食事を提供するのではなく、その人が自分らしく食べ続けられる環境を支える存在でありたいと考えています。

 

株式会社 基元(きげん)

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所在地  埼玉県さいたま市北区櫛引町2-484-1

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